• 『新モンゴル学園』創立25周年記念式典に大迫校長が参列

『新モンゴル学園』創立25周年記念式典に大迫校長が参列

2025.10.14

本校の学術提携校である『新モンゴル学園』の創立25周年記念式典に大迫校長が参列しました。

11年前、本校の教員が千葉県長生郡にある新モンゴル学園の日本人留学生の研修所へ訪れたことがきっかけとなり、創立者で現国会議員のガルバドラッハ氏のご厚意によりご縁ができました。

日本式の教育プログラムを実践している新モンゴル学園との交流に際し、本校ではモンゴル国の事情に通じていらっしゃる方々をお招きしてセミナーを実施、あるいは、在日新モンゴル学園卒留学生皆様との集いに参加するなどして、モンゴル国の教育と文化の理解に努めてきました。

翌年、ウランバートルで、両校の学術提携の調印式が行われ、返礼にと来日頂いた、当時の校長であり、現在はモンゴル国教育大臣でもあるナランバヤル氏に、本校にて生徒へ向けて基調講演をして頂きました。

この11年間、両校は様々な教育活動を共有してきました。

2年に一度実施している「モンゴルスタディツアー」は大きな人気を博しているプログラムです(7月末から8月上旬の「生徒を知る」をご参照ください)。
▶https://www.kaijo.ed.jp/students/

また、両校の数学科および理科では緊密な連携がなされています。

数学科では、相互教員派遣は8度を数え、共同研究論文も上梓し、内外で反響を得ました。

また、時差の少なさを活かして、skypeやzoomを用いた交流が盛んに行われ、生徒の数学の研究発表や数学対抗試合、数学オリンピックセミナーなどが行われ、両校生徒が切磋琢磨しています。

とりわけ、両校で医学部を目指す有志の生徒を対象に1年間実施した「新城門プロジェクト」では、参加した新モンゴル学園の生徒が、日本国内の医学部やアメリカのジョンズホプキンス大学医学部へ入学し、大きな成果を収めました。

理科では、本校で行った実験動画の共有をはじめとして、主に生物の教員が、その植生をはじめとして、興味の尽きるところのないモンゴルの自然の調査に努めるとともに、教育メソッドの意見交換に余念がありません。

今後は、より広範な分野での協力関係が双方で期待されています。

この日、新モンゴル学園の創立25年を祝う人々が内外から多く集い、前半のセレモニーは厳かに、後半のイベントでは生徒の皆さんと先生方が、この日のために相当に鍛錬されたであろうアトラクションを披露され、拍手大喝采を浴びていました。

学術提携校である本校からは、大迫校長が参列され、創立者のガルバドラッハ氏と、輝かしい両校の未来を語らいあいました。

現在、新モンゴル学園は、小中高、高専、工科大を有すとともに、元横綱日馬富士関が理事長を務める新モンゴル日馬富士学園、そしてさらに今月開学となる新学園を有す、一大教育グループとして大きな発展を遂げています。

今後とも長きにわたる両校の交流を念願しております。

この度は、新モンゴル学園25周年、誠におめでとうございました。更なるご発展をご祈念申し上げます。