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海城学術顧問

海城学術顧問とは

本校は「新しい学力」と「新しい人間力」の二つの力を統合した「海城知」を育成することを教育の目標としています。
その目標を達成するための一つの取り組みとして、海城生の知的好奇心、社会的問題意識、芸術的感性に大いなる刺激を与えてくださる方々に『海城学術顧問』への就任をお願いしました。

『海城学術顧問』の皆様は、一度限りではない複数年に渡る関わりを本校と結んでくださり、長く海城生を見守ってくださいます。
また行ってくださる講演等は、あくまでも海城生の学びの文脈の中で確かな位置づけを持ったものに限られます。

このような意味で、『海城学術顧問』の皆様による本校でのご活動は、著名人による一回限りの講演、といったものと本質的に異なる、深く教育的な意味を持つものです。

例えば2023年9月29日に加藤登紀子さんに『海城学術顧問』として高校2年生全員にご講演いただきましたが、それは10月に沖縄修学旅行を控えた高校2年生のための「平和」をテーマとしてのものでした。

そして加藤登紀子さんはご自身のオフィシャルサイトで次のように書いていらっしゃいます。

“9月29日には、新宿から近い海城高等学校で高校2年生の生徒300人に「時には昔の話を」と題して、戦争の話をしました。テキストは「はだしのゲン」と私の「百万本のバラ物語」。日本がもっと早く終戦に踏み切っていれば、原爆は防げたかもしれない。その悔しさを「はだしのゲン」の朗読で。その後に「映像の世紀」のテーマに合わせて作った私の詩「無垢の砂」の朗読と「イマジン」。30、40分の短い講義だったけど、すごくインパクトのある交流になったと思います。 生徒さんはみんなすごく熱心に聞いてくれて、終わった後の質問も鋭くて、濃い時間でした。 17歳は、自立した意識を持ち始める年齢。これから大人になって、どう生きていくのか。気になります。彼らのためにも、これからの日本が平和であることを心から願う気持ちでいっぱいです。”

『海城学術顧問』の皆様が海城生を広く大きな世界に導いてくださいます。
世界に開いていく海城の教育が進んでいきます。
「新しい紳士」がぐんぐんと育っていくのです。

海城中学高等学校
校長 大迫 弘和

海城学術顧問の紹介

内田樹さん(思想家・フランス文学者・武道家)

加藤登紀子さん(シンガーソングライター)

澤和樹さん(ヴァイオリニスト)

春風亭昇吉師匠(落語家)

高松伸さん(建築家)

中村桂子さん(生命誌研究者)

平田オリザさん(劇作家・演出家) ※五十音順