新築工事 進捗報告(7月7日)

2020.07.08

流動化処理土の打設工事が始まりました。

先日、建物を支持する層までの掘削が完了しましたが、設計上、そこまでの深さが必要ないため、流動化処理土と言われるものを打設し、高さを調節するそうです。

流動化処理土は、見た目や成分はコンクリートに似ていますが、コンクリートと違い砂利が含まれておらず、打設された表面が砂っぽくザラザラした感じとなっています。

現在の全体写真がこちらです。

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構台と言われるステージ部分に停まっている長いアームが付いている車がポンプ車です。

写真の左側に停まっている水色と白色の2台の車がミキサー車です。

ポンプ車の後方部分が受け皿になっており、写真は、そこへミキサー車が運んできた流動化処理土を流し込んでいるところです。

流し込まれた流動化処理土は、ポンプ車の内部を通って、アームの先端のホースから吐き出され、目的場所に届けられる仕組みになっています。

ポンプ車の全体写真がこちらです。

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ホースの先端から少しグレーの処理土がでているのが分かります。

現在、朝から夕方まで次々と入れ替わりでミキサー車が流動化処理土を運んできてくれています。

その数、実に1日40台だそうです。

それを8日間行う計画となっています。

大変な作業ですね。

 

また、打設中に雨が降ることもあると思いますが、そんな時のために、コーナー部分に釜場と言われる水をためる窪みを作って、そこに汲み上げのポンプを設置することで、雨水を排水してくれています。

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実に仕事が細かいですね。

 

また並行して、接地工事と言われるものが行われました。

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アースと言った方が馴染みがあると思いますが、洗濯機のコンセントと一緒につなぐ緑のあれです。

写真の緑の線がアース線です。(ピンク矢印部分)

この緑の線の先に棒状のものがあり、それが大地に挿さっています。

棒は、銅製で直径14mmくらいのものが9mもの深さまで挿してあるそうです。

イメージしづらいと思いますが、洗濯機のあの緑の線が巡り巡って、物理的にこの線とつながることになります。

そして万が一、洗濯機などの電気機器が漏電してしまっても、この線を伝って電流を大地に流すことで、人体に電流が流れる(感電)を防ぐ仕組みとなっています。

こんな感じで仕込まれるんですね。

また1つ勉強になりました。

 

今回のご報告は以上です。

雨の日が続いていますが、工事関係者の皆様、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。