新築工事 進捗報告(8月31日)

2020.09.01

本日の工事報告です。

 

まずは前回報告時の写真から。

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耐圧盤と言われるとても大事な床と、地中梁と言われるとてもとても大事な梁の鉄筋が組まれているところでした。

 

そして現在の写真がこちらです。

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当然ですが、また変化しているのが分かりますね。

なにやら写真右奥の深いところには、山吹色のパネルのようなものが敷かれています。

また左手前の深いところは、赤茶色のつっぱり棒(切梁)が取り外されていることが分かります。

 

山吹色のパネルを寄りで撮影するとこんな感じです。

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何だか綺麗に区画整理された道路と土地のようですね。

今後、この道路部分にはコンクリートが流し込まれ「地中梁」となります。

そして土地の部分は、山吹色のパネルとそれを下から支えている支柱が最終的には取り除かれ、梁に囲まれた凹んだ空間ができることになります。

実際には道路と土地を覆うように上にコンクリートが打たれるので、凹みではなく四角柱の空洞なんですが。

細かい話は置いておいて。

その空洞がピットと呼ばれるものです。

ちなみにパネルがどのように支えられているかと言うと、パネルの下はこんな感じになっています。

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少し背の高い金属の支柱が束になって、その上に角材を流しそれが大引きとなります。その角材の上に単管が並べられ、それが根太の役目となって、その上にパネルが張られます。

「束」「大引き」「根太」は説明が長くなりますので、申し訳ありませんが、分からない方は、自分で調べてみてください。

 

どうですか?

ピットのイメージができましたか?

ごめんなさい一気に説明し過ぎましたね。

ピットについてはいずれまた。

 

と言うことで、前置きが長くなってしまいましたが、現在の工事工程は、耐圧盤のコンクリート打設を終え、引き続き地中梁の配筋と地下基礎部分の型枠の建て込みが行われています。

そのような状況の中、現場の中にお邪魔させて頂きました。

 

まずはこちらの写真から。

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3本の単管で押さえ込まれている木の板が地中梁の型枠です。

地中梁がいかに大きいかを知って頂くために撮影しました。

ヘルメットの分だけ斎藤所長の方が少し高いですが、所長の身長とほぼ同じくらいの高さなのが分かります。

これ、壁じゃなくて梁ですよ。

凄くないですか?

実際には、所長が立っている耐圧盤の中にも更に60cmくらい梁が埋まっていますので、2m以上の高さです。

 

上から見るとこんな感じです。

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もうコンクリートがいらないんじゃないかってくらい鉄筋が入っています。

どうですか?

分かっていただけましたか地中梁の凄さ。

こんな凄い梁が建物を支えてくれていると思うと新理科館も安心して利用できますね。

 

ちなみにこの鉄筋の本数や間隔もちゃんと計画されていて、計画どおりに配筋されているか久米設計さんが事前に検査してくれているんです。

こちらは耐圧盤のコンクリート打設の前に行われた配筋検査の写真です。

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図面どおりの本数や間隔となっているか、久米設計の廣瀬さんが図面片手に全部確認してくれているんです。

全部ですよ…

検査に立ち合わせて頂いたのですが、さすがに途中で失礼させて頂きました。

ごめんなさい。

それほど耐圧盤と地中梁っていうのは建物にとって大事なものなんですね。

久米設計さん、厳しいチェックをありがとうございます。

そして戸田建設さんも、そんな厳しいチェックをクリアして頂きありがとうございます。

 

話を戻します。

梁の型枠の中を撮影するとこんな感じです。

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組まれた鉄筋が型枠でサンドイッチされているのが分かります。

その中にグレーの筒のようなものがあるのが分かりますか?

これは以前の報告で少し触れたスリーブと言われる梁を貫通する穴となるものです。

この後、サンドイッチされた部分にコンクリートが流し込まれるのですが、コンクリートが固まった後にガリガリ穴を空けるのはとても大変です。

このように事前に筒を仕込んでおいて、コンクリートを流し込むことで、筒の中にはコンクリートが入り込みません。

その後、型枠を取り外すとまるで筒状の穴が空いたような状態となるんです。

んー、最初に考えた方は実に頭がいいですね。

 

こちらは何やら先ほどの筒より大きなものが仕込まれています。

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先ほどの穴は梁をまたがって配管などを通すための「スリーブ」と言われるものですが、こちらの大きなものは人が通るための「人通口(じんつうこう)」と呼ばれるものです。

筒だけの写真がこちらです。

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もちろん人が立って通ることはできませんが、ハイハイして通ることはできます。

ここで1つポイントとなる写真がこちらです。

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少し分かりづらいですが、筒の周りをひし形の鉄筋がぐるっと囲んでいるのが分かりますか?

これは「補強筋」と言われるものです。

貫通部分はその分の鉄筋がないので、そのままでは梁の強度が落ちてしまいます。

そこでそれを補強するために、筒の周りにはちゃんと別で鉄筋が組まれているんです。

実に丁寧な仕事ですね。

ありがとうございます。

 

そして最後に、お願いをして山吹色のパネルをどのように取り付けるかを見させて頂きました。

実演して頂いたのは大工の阿部さんです。

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写真では分かりづらいですが、垂直に立てられた梁の型枠の天端にパネルを合わせて、それを1枚ずつ釘で打ち付けて取り付けてくれていました。

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斎藤所長曰く、1画を埋めるのに10枚以上のパネルを使うので、最初が少しズレてしまうだけで全体としては大きなズレとなってしまうそうです。なので最初の1枚の位置がとても重要になるとおっしゃっていました。

きっと難しいんだろうなぁと思いながら見学する私を尻目に、阿部さんは実に手際良く次々と取り付けていらっしゃいました。

流石の一言です。

阿部さん、お忙しいところお付き合い頂きありがとうございました。

 

また、阿部さんは見学の最後に「一生懸命、いい建物を作りますね」と言ってくださいました。

それが何よりも嬉しかったです。

温かいお言葉ありがとうございました。

きっと新理科館はいい建物になりますね。

 

本日の報告は以上です。

 

9月に入ってもまだまだ暑い日が続くと思いますが、斎藤所長をはじめ、職人の皆様、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。