中・高生時代について

自分の中の矛盾と戦っていた

数学 / 春木 淳

Q1 先生は中学生・高校生時代どんな生徒でしたか。
小学校6年生のとき1年間アメリカの現地校に通いました。最初は英語がほとんど分からず、まったくの落ちこぼれからのスタートでした。徐々に慣れて、ようやく軌道に乗ってきた頃に帰国でした。

中1で日本に戻ってきて公立中学に入学したのですが、海外から帰ってきたということで目立っていじめられないように自分を抑えていました。その後、反抗期もあって、自分の頑張る方向が見えなくなり、くすぶっていました。まわりとの協調性を重視した分、友人には恵まれて明るく毎日過ごせたのは幸いでしたが、自分探しはずっと続いていた気がします。

高校は自由な学校で居心地はとてもよかったのですが、その中で「自分を上手く表現できたか」と言われると、そうではなかった気がします。自分をコントロールして上手く走らせていくことがなかなか難しく、あちこちに頭をぶつけることが多かったです。

昔から自立心が強く、人に頼らず自分ですべてやりたいという気持ちをいつも持っていました。その代わり自分の中で筋を通して、他人に首尾一貫した説明ができるようにすることにこだわっていました。今思うと、くすぶっていた時期は、自分の中の矛盾と戦っていたのかもしれません。

Q2 先生の中学校・高校時代の今に繋がる思い出を教えてください。
中学時代のときは「なぜ勉強をしなければならないのか」といった根本的な問いに悩み、勉強することに意味が見出せず、あまり勉強をしませんでした。その流れで高校に入ってもほとんど勉強しなかったら、当然のことながら行き詰ってしまいました。高2の途中で急に目覚めて「将来物理・数学の研究者になりたい」と思い、ようやく頑張り始めました。そこから成績が急上昇し、運よく現役合格できました。「人生うまくいかない時期もあるが、強く願って努力すれば不可能と思っていたことを可能にできる。」ということを実感しました。

一方で、部活ではあまりパッとしませんでした。最初は日に日に上達する時期があって楽しいのですが、その後故障もあり伸び悩んでしまいました。文化祭で劇を作ったりしたことも、体育祭などの行事も楽しかったのですが、「完全燃焼」といえる状態ではなかったです。高校の卒業式の後に誰もいないグランドを眺めながら、「あぁ終わってしまった。もうちょっと色々とやれたはずなのに」と名残惜しく感じたのを覚えています。そのときのやり残したものを探して、中学高校の教員になったのかもしれません。

春木 淳

数学 / 春木 淳