• インターネットを介した遠隔学習について

インターネットを介した遠隔学習について

2020.04.14

インターネットを介した遠隔学習指導について(生徒向け説明)

インターネットを介した遠隔学習指導について(保護者向け説明)


 

令和2年4月14日

生徒諸君へ

海  城  中  学  高  等  学  校

校 長    柴田 澄雄

ICT教育室長  中田 大成

 

インターネットを介した遠隔学習指導について

 

本日から新年度1学期が始まりましたが、残念ながら、みんなで学校に集い、対面での授業を開始することが出来ません。

そこで、本日からは在宅の生徒諸君に向けて、インターネットを介した遠隔学習指導を開始します。

新たな学習はこれまで通り各「学年連絡用ページ」を基盤(プラットフォーム)にして行います。今日までの間に基盤の性能アップを図りましたので、これからは様々な機能を活用した多様な形式の授業が可能となります。

ただし、生徒、教員の双方にICTリテラシーが要求されますので、下記のような段階(第1~第3)を順に踏みながら新しい学びの形を探って行きたいと思います。

生徒諸君は下記の各段階の「*」印に示された指示に従って学習に取り組んで下さい。

 

第1段階:「一方向資料配信型」をメインにした遠隔学習指導

「学年連絡用ページ」へは毎朝必ずアクセスして下さい。

*春休み同様、資料(教材)を配信しますので、それらに取り組んでください。

*ただし、配信される資料にはこれまでのテキストデータだけでなく、音声データや動画も含まれます。

 ※一部の学年では先行して音声データや動画の配信が行われていましたが、今日からはすべての学年で実施されます。

*ほぼ一週間はこの形式で行います。

*この間、「学年連絡用ページ」へのアクセスは以下の方式で行って下さい。

 ①学校のHPから先日配布したパスワードを用いて新たな「学年ページ」にアクセスして下さい。

 ②次に、アクセスした「学年連絡用ページ」のURLをブックマークしてください。

 ③次回以降は、学校のHPを経由せずに、ブックマークしたURLへ直接アクセスして下さい。

*中学1年生以外の生徒たちに配布してあるOffice365用のIDとパスワードは第2段階から使用しますので、大切に保管しておいてください。

*第1段階でも、既にClassi・ロイロノート(年度更新が完了し、使用できる状態です)を持っている高校生に対しては、担当教員が必要と認めれば、その双方向性機能を活用した遠隔授業を行いますので、担当の先生の指示に従って下さい。

 

第2段階:「双方向資料配信・受信型」の遠隔学習指導

*第2段階からは、生徒諸君は配信される資料を受け取るだけでなく、自分から担当の先生へ質問や作成したレポートを送信することも出来るようになります。送信方法は、その時点で教えます。

*また、第2段階でも「学年連絡用ページ」へのアクセスは第1段階同様に行ってもらいますが、アクセス後の作業の途中でOffice365用のID・パスワードを求められることがあります。その際は手持ちのIDとパスワードを打ち込んでサインイン(ログイン)して下さい。

 ※ID・パスワードが配布されていない中学1年生の「学年連絡用ページ」では、原則それらが求められることは無いようにしますので、心配しなくて大丈夫です。

 

第3段階:「双方向ライブ(オンライン)型」授業も適宜織り交ぜた遠隔学習指導

*生徒諸君のICTリテラシーが一定水準に達したら、いわゆるオンライン授業やライブ形式の質疑応答も必要に応じて実施します。

*Office365・TeamsのWeb会議機能を用いて行いますが、その使用方法はその時点で教えます。

 

これから取り組むことは、生徒諸君にとっても先生方にとっても初めての試みなので、しばらくは試行錯誤の時期が続くと思います。途中うまくいかなくなることも出て来るでしょう。しかしこんな時期であるからこそ、我々は力を合わせて困難を乗り越えて行かなければなりません。

今日から各「学年連絡用ページ」に「お問い合わせフォーム」を設置しましたので、分からないこと困ったことが有ったら、遠慮なくこのフォームを通じて学年の先生方に相談して下さい。もちろん、遠隔学習指導以外のことでも結構です。

出来たら、今回の取り組みをより良いものにするための、建設的な意見や提案(正のフィードバック)も寄せてもらえると嬉しいです。

 

【最後に】

今世界は未曽有の危機を迎えています。世界中の医療関係者が身を粉にして医療業務に取り組んでいるにも関わらず、毎日多くの人々が新型コロナウィルスの為に貴重な命を落としています。生徒諸君にはその死者たちの無念に思いを致し、自分たちは今「大きな歴史」の中を生きているのだという自覚をもって自らを律してもらいたいと思います。間違っても、配信された資料を加工してふざけたり、資料を第三者に無責任に漏洩したりする不真面目な行動は取らないで下さい。そうした不謹慎な振る舞いは、死者に対する「冒涜」です。

諸君の人としての「品位」が今、試されています。

「新しい紳士」たれ!

 以上


令和2年4月14日

保護者各位

海  城  中  学  高  等  学  校

校 長    柴田 澄雄

ICT教育室長  中田 大成

 

インターネットを介した遠隔学習指導について

 

緊急事態宣言発令後も感染者の数は増える一方で、保護者の皆様には、心落ち着かない日々をお過ごしのことと存じます。平素は本校の教育活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。

さて、新年度が始まりましたが、春休みに引き続き5月の連休明けまでは、生徒たちの登校は叶わない状況が続きます。

そこで、本日からは在宅の生徒たちに向けて、「インターネットを介した遠隔学習指導」を開始します。春休み中も学校HPに「学年連絡用ページ」を設けて、学年からのメッセージや教材を配信し、生徒たちの自宅での学習を支援して参りましたが、サーバーの容量・通信速度の限界が有り、限られた資料の配信しか出来ませんでした。

今日からは本校が以前から導入しているMicrosoft Office365のOneDrive上に「学年連絡用ページ」をすべて移し替え、Office365の高い性能を活かした遠隔指導を始めて参ります。

ただし、生徒、教員の双方にICTリテラシーが要求されますので、下記のような段階(第1~第3)を順に踏みながら新しい学びの形を探って行きたいと思います。

 

第1段階:「一方向資料配信型」をメインにした遠隔学習指導

*春休み同様、資料(教材)を配信してそれに取り組ませる形の遠隔指導です。

*ただし、配信される資料にはこれまでのテキストデータだけでなく、音声データや動画も含まれます。

*ほぼ一週間はこの形式で行い、「学年連絡用ページ」へのアクセスも個人認証なしで行わせます。

*第1段階でも、既にClassi・ロイロノート(年度更新が完了し、使用できる状態です)を持たせている高校生に対しては、担当教員が必要と認めれば、その双方向性機能を活用した遠隔授業を行うこともあります。

 

第2段階:「双方向資料配信・受信型」の遠隔学習指導 

*教員側が生徒からのテキストベースの質問を受けたり、レポートを受け取ったりすることが出来る受信機能も加えた指導になって行きます。

*第2段階からは従来通り学年連絡用ページにアクセスした後の作業の途中で、Office365のID・パスワードを用いた個人認証を行わせたりもします。

 ※まだ、ID・パスワードの用意が出来ていない中学1年生にはこうした手続きはさせません。

 

第3段階:「双方向ライブ(オンライン)型」授業も適宜織り交ぜた遠隔学習指導

*いわゆるオンライン授業やライブ形式の質疑応答も必要に応じて実施します。

*生徒たちの技術習得の状況を確認しながら、Office365・TeamsのWeb会議機能を用いて行います。 

 

何分教員にとっても生徒にとっても初めての試みですので、当分はOffice365の様々な機能やそれらを用いた多用な授業方式と、教科特性や教授内容との親和性を探りながら指導を進めて行くことになると思います。途中うまくいかなくなることも出て来るかと思いますが、どうか保護者の皆さまには温かい目で見守っていただきたくお願い申し上げます。

更に今後の見通しですが、万が一、5月以降も休校状態が続くようであれば、現在文部科学省もオンライン授業を正規の授業として認めるべくガイドラインの策定を進めているとのことですので、それらを参照しつつ、その時点からは「単位認定」・「出席数」のことも視野に入れながら、そこまでの試行錯誤の結果を踏まえて、組織的な授業編成に切り替えることを予定しています。

以上、保護者の皆様には宜しくご理解賜り、御子息の学習環境につき、お力添えいただけますようお願い申し上げます。

 

【最後に】

本日より「学年連絡用ページ」に「お問い合わせフォーム」を設置しました。お問い合わせ先として、「各学年スタッフ」と「事務室、その他」の二つをご用意しましたので、適宜ご選択の上、御質問・御意見・御連絡等をお寄せ下さい。

この度の取り組みに対する建設的な御意見(正のフィードバック)もお寄せいただければ幸いです。

以上