地学部 海城祭2012の展示報告

2012.09.23

 今年も無事に海城祭が終わりました。遅くなりましたが,地学部の展示内容を報告します。今年は,例年使っていた共同実験室①をやめ,隣り合う2つの教室で,地質・自然災害分野と気象・天文分野で展示を行いました。今年度は,生徒の自主的な行動も多くみられ,プラネタリウムの第2世代の制作,部員が発見したイルカを中心とした化石や鉱物展示をはじめ,多くの進歩がみられました。
 以下,展示の様子です。
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化石クリーニングの体験コーナーです。記念になる良い化石が見つかりましたか?


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部員が発見した鬼怒川のイルカ化石の展示コーナーです。博物館クラスの展示でした。
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イルカの顎骨の展示。右の化石が下顎で,手前側が顎の先端になり,奥が頭の方になります。
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イルカの頭蓋骨の展示。迫力があります。
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イルカの椎骨の展示。
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イルカの耳骨の展示。耳骨は,化石として残りやすく,同定の際に鍵になります。
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春の巡検旅行でも訪れた,栃木県佐野市葛生の化石展示。
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世界各地の色々な砂を見るコーナー。本校の中1生が採集してきてくれた砂も寄贈してもらい,部員の者も含め色々な砂が集まりました。
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鉱物の展示コーナー。すべて地学部員(少しだけ顧問)が採集した鉱物展示です。立派です。
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リップルマークの体験コーナー。川や遠浅の海などで,流れによって底の砂にできる模様です。ペットボトルを振って作ってみよう。
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実際にできたリップルマークの様子。このようにしてできたリップルマークが地層に保存されると,堆積当時の環境を推定することができます。
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寒天を使った断層の実験。震災以降,地震の話題が多いです。断層について実験してみましょう。
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自作のプラネタリウム。これまでのものより大きさも大きく,リニューアルしました。第2世代です。中の装置もすべて部員による手作りです。きれいな星空をどうぞ。
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雲の展示。雲の模型(左下)や雲の発生実験装置(右下)など,体験もできる展示です。雲はきれいで不思議な世界だと思います。
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地学部の野外巡検報告。これは東松山市の沸石採集のレポートです。
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気圧と標高の関係の研究結果です。
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星座の立体模型です。空を見上げるだけでは,奥行までは感じられません。実際に離れた星同士も近くにいるように感じます。その正確な関係を示した模型です。
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金環日食の観測会に関するレポートです。