数理の翼・大川セミナー 参加報告

2012.09.28

  • 数学科

全国各地から数学・理科等に優れた素質と強い関心を持つ高校生・大学生等を集めて行われる「数理の翼・大川セミナー」が、今夏も8月17日(金)から20日(月)まで3泊4日の日程で、福岡県大川市ふれあいの家で開催されました。
「数理の翼 セミナー」は、フィールズ賞受賞者の広中平祐博士により創始され、既に四半世紀を超える歴史を刻む権威ある合宿セミナーです。
今年は加藤文元熊本大学大学院教授(理学専攻)、マイケル A ハフマン京都大学霊長類研究所准教授(行動生態学)、土山明京都大学大学院教授(実験惑星科学・鉱物学)の三氏による講義、参加者発表などが行われました。
このセミナーに招待された2名の高1生、6組山口哲君と7組恩田直登君の感想文が届きましたので、下記に掲載します。
【4年6組 山口 哲君】
このセミナーに参加して、多くの貴重な体験ができました。中でも、「夜ゼミ」は素晴らしかったです。参加者達が同じ部屋に集まって自由に交流でき、議論を交わす場です。特に3日目は消灯時間がなく、心行くまで楽しみました。
 他にも「参加者発表」では、僕は「階乗進法」と言うものを発表したのですが、講師である大学の先生や他の参加者にも理解してもらえて、貴重なアドバイスも頂けました。さらに、他の発表者の研究もとても面白かったです。他にも、講義体験企画というもので「教える」という体験ができていい経験になったり、本当に貴重な3泊4日でした。この経験をこれからの高校生活に生かしていきたいです。
  【4年7組 恩田直登君】
 数理の翼には、数理の好きな方々が集まっていて、自分の好きなことについて話せるのがこんなにもうれしいものかと実感しました。中でも印象に残ったのは夜ゼミという、夜に自由に皆さんと話せる場でした。皆の考えていることを共有したり、自分の考えている、やっていることを話すのが楽しかったです。
 今回の経験を通して、自分はますます数学に興味を持ち、色んな分野を見て視野が広がり、分からないことに対して考え、分からないところは素直に聞けるようになりました。本当に楽しかったです。
  

〈山口君(左)と恩田君(右)〉
(高1学年教員)