高校2年生修学旅行@沖縄 第2隊3日目。

2016.10.28

この日は、タクシー研修。
4クラスの生徒たちが40台に分乗して、約8時間、島内をめぐった。
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チェックポイントとして、
1 座喜味城、今帰仁城、勝連城などのグスク跡。
2 道の駅かでな(嘉手納基地を見るため)。
3 佐喜真美術館(丸木位里・俊夫妻の大作「沖縄戦の図」がある。普天間基地に隣接、というかこの場所を選び、米軍にかけあって開館にこぎつけたという。)。
の3つを指定した。
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ホテルが本島中部の北谷にあるので、おきなわワールドや知念岬など南部をめぐるグループ、美ら海水族館や古宇利島など北部をめぐるグループ、あるいは、平安座島など東海岸へ行くグループなど、さまざま。タクシーを利用する意義はあったようだ。

上の写真2葉は、佐喜真美術館にて。(森のような部分もその上部にわづかに見える部分も普天間基地。)
筆者が巡回していると、熱心にガイドさんによる「沖縄戦の図」の説明を聴きいるグループがいた。タクシーの運転手さんが迎えにいらしたほど。あとで聞くと、ガイドさんは当初の予定を変えて中心作品であるその絵を説明してくれたそうだ。他の絵の説明をきく海城生の態度に引き込まれたのかもしれない。
普段から伝えている、自ら学ぶという姿勢がこういうところでいい効果を発揮したのはうれしいことだ。

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夜には、エイサー体験があった。
演舞を見たあと15人くらいづつ太鼓を叩きながら踊る体験コーナー。
はじめ(ソフトボール場の)スタンドで眺めていた生徒たちも、徐々にグラウンドレベルのベンチに降りて行き、友達を応援していた。
最後は全員でカチャーシーを踊り、大いに盛り上がった。ふだん教室ではおとなしそうな生徒たちも進んで踊っている様子を見て、男子校の魔力のようなものを思った。

今回、沖縄を訪れるのが初めてという生徒が半数以上。
まだ高校生という、ものごとの吸収力がよく、柔軟な思考をもっているはずの時期。その時期にさまざまな側面から考えるテーマを(残念ながら、良くも悪くも)与えてくれる沖縄という土地を踏めたことは羨ましく思う。
今年から1泊減って3泊4日になったけれど、じゅうぶんに充実した研修になったと確信している。
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