新モンゴル学園だより

2017.03.29

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今月は提携校である新モンゴル学園との友好月間ともなりました
まず、7日に新モンゴル学園のガルバドラッハ理事長が本校に初訪問をされ、本校の古賀理事長と懇談をされました。
両理事長先生
翌日は、新モンゴル工科大学数学科長のアディヤスレン博士が数学科を訪問されました。
ご自著の通称“アディヤスレンの教科書”は、モンゴル全土で、数学教育書としてあまりに有名です。この日は中学数学同好会の面々がご指導を頂くチャンスを得たほか、本校数学科教員と数多の意見交換をしました。
席上、同教授より「ネットでの数学教育関連の動画が充実一途であることは喜ばしいことである。しかし、だからと言って指導者は不要か?否である。真に数学を理解するには、先達とのface to faceのコミュニケーションが必要なのである」との言葉がありました。この言は今、大きな意味をもつと思われます。
アディヤスレン教授と数学部員
28日は、毎年この時期に行われている在日本新モンゴル学園卒業生による勉強会が、本校を会場として行われ、本校の平山教頭が海城学園の沿革と、現在の本学の教育について講演をいたしました。
平山教頭先生ご講演
席上、両校の数学科教員が総出で執筆した共同論文が掲載されたモンゴルの数学誌「Olonlog」が紹介され、参加者の皆様より拍手と激励を頂きました
オロンログ誌
新モンゴル勉強会in海城

また、この日は定期的に両校で行われているSkype数学セミナーの日でもあり、新モンゴル高校ナランバヤル校長先生が本校数学同好会を訪問され、交流をご覧になりました。
数学部を訪問されたナラン先生
会では、昨年来のテーマである“カタラン・ミャンガット数”に関して談論風発し、大きな成果が上がりました。
今日のセミナーのテーマ
神田君
会の最後には、昨年度の松岡文太郎賞(海城数学科賞)の特別賞を受賞した新モンゴル中学のミシェール君と、本年度の松岡賞を受賞した本校中2生の島倫太郎君が画面上で握手をし、両校から和やか笑みとともに両君へ盛大な拍手が送られました。
握手
本年は、日モ両国の外交関係樹立45周年のメモリアルイヤーでもあります。両校の益々の盛んな交流が期待されるところです。