• KSプロジェクト SDGsゼミ 「生徒が行う世界一大きな授業」

KSプロジェクト SDGsゼミ 「生徒が行う世界一大きな授業」

2017.06.26

  • KSプロジェクト

報告が遅くなりましたが、5月27日(土)にKSプロジェクトSDGsゼミを受講している高校2年生の山本風路君がファシリテーターとなり、「世界一大きな授業」を行い、SDGsの目標の4番目である「質の高い教育をみんなに」について考えました。本来であれば、ゼミを受講している生徒に担当の教員が授業を行う予定でしたが、山本君から「自分で世界一大きな授業をやりたいです!」との申し出があり、実現に至りました。公開のワークショップとして行い、海城生13名にOB1名、他校を含む教員4名の合計18名が参加しました。

最初は、山本君考案のトレードゲームを行い、格差が生じる原因について体感をしました。このゲームには、考案者の山本君の想いが込められています。世界的に教育格差は存在し、日本で生活する私達は義務教育もあり、恵まれた教育環境で学ぶことができています。しかし、貧しい国や紛争のある地域での生活では、そのような恵まれた環境はありません。私達は生まれる国を選ぶことができず、それぞれの国の教育格差がさらなる教育の格差を生み出してしまうことに気づいてほしいという想いが込められています。

トレードゲームの後は、識字ができないことの不都合について体験し、同世代の人たちの行動について動画で学びました。そして、各国の様々な教育に関するケースについて「あっても良い違い、あってはならない違い」について議論をしました。

このようなワークショップを生徒が行うのは初めてで、反省点もありましたが、他校の先生もお呼びしてこのような形でワークショップを無事に行うことができて良かったです。KSプロジェクトは生徒の尖った興味関心を伸ばすことを目的に行っています。今後もこうした生徒の興味関心を伸ばしていく取り組みをしていく予定です。
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教員と生徒、OBが一緒になってワークショップを行いました。

 

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カードをそれぞれでトレードして、高得点を狙います。そこには仕掛けがあり、トレードの回数が増えると得点の差に開きがでてきます。

 

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各国の様々な教育に関するケースについて「あっても良い違い、あってはならない違い」についてグループで議論しました。