• 講習「ビブリオバトル〜知的な書評ゲームへの誘い〜」第4回

講習「ビブリオバトル〜知的な書評ゲームへの誘い〜」第4回

2014.06.07

  • 国語科

おすすめの一冊を持ち寄り、本の魅力を紹介し合う書評ゲーム「ビブリオバトル」。本講座は、このビブリオバトルを実際に体験してみたいと考えた3人の大人と11人の高校生が織りなすものである。
第3回ビブリオバトルの結果をここに報告する。
第3回
1、中島…「館島」(東川篤哉)
2、伊得…「変身」(フランツ・カフカ)
3、石崎…「民王」(池井戸潤)
4、佐原…「亜人」(桜井画門)
5、政次…「チーム」(堂場瞬一)
6、今西…「祝山」(加門七海)
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今回が前回までと違うのは、本の選定に、あるしばりがかかっていた点。今回のしばり(制約)は、タイトルが3文字以内の本であるということ。そのしばりの中、6人が今回選んできたのが上記6作品。偶然すべて小説(「亜人」は通の間で話題の漫画)となった。回を重ねるごとにそのプレゼン能力を上げてくるプレイヤーたち。一人一人のプレゼンに個性がみられるようになり、高いレベルの戦いとなった。激戦を制したのは、前回に続き連続参戦となった今西の「祝山」。怪談の名手、稲川淳二をリスペクトする彼が紹介する、「薄気味悪さ」がウリ(今西談)の本格ホラーが、見事チャンプ本に輝いた。
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☆第3回チャンプ本紹介
「祝山」…
ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆく…。著者加門七海の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー。
国語科 本間(純)