• KSプロジェクト・言葉系外部コンテストにチャレンジ・俳句甲子園全国大会報告〜その3〜

KSプロジェクト・言葉系外部コンテストにチャレンジ・俳句甲子園全国大会報告〜その3〜

2017.08.22

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8月20日(日)、俳句甲子園3日目は敗者復活戦&決勝です。

敗者復活戦は計9校で行われ、そのうち1校が決勝リーグに加われます。ただし、9校のうちの5校はすでに確定しており、海城高校が敗者復活戦に参加するには、残り4校の枠に敗退した30校から選ばれねばなりません。狭き門です。

司会者の合図に合わせ一斉に下りる垂れ幕。・・・残念ながらそこに海城の名はありませんでした。わずかな望みをつないできた生徒たちですが、2017年、第20回俳句甲子園における海城生の夏はここに終わりを告げたのです。

優勝は開成高校。2年連続にして計10回目の優勝となります。俳句の質もディベートの運びも圧倒的な完成度でした。

全試合終了後には表彰式が行われ、チーム表彰と共に個人の俳句の中での優秀作が表彰されます。海城生にとっては残された最後のチャンス。入選20作には海城から該当者がなく、続けてワンランク上、優秀賞13作の発表。13人の審査員からそれぞれ1句ずつしか選ばれない大変名誉な賞です。一人ずつ壇上に呼ばれていき、その終わりが近づいた時、一人の海城生の名が呼ばれました。

青木暢也 (高1)
「敗北の砂混じりたる髪洗ふ」
(高柳克弘選)

優秀賞の獲得は海城で初であり、今後につながる快挙と言えます。

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高柳克弘先生(青木くんの句を選んでくださった審査員の先生)に見守られる中、表彰される青木くん。

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表彰式後、夏井いつき先生と一緒に記念撮影です。

 

8月21日(月)、俳句甲子園4日目は、俳都松山を1日観光。帰りの空港でも空き時間に突発的に句会を始めるほど、彼らの俳句熱は高まっておりました。それだけ多くの刺激を大会から受けたのでしょう。高3生にとっては最初にして最後の大会となりましたが、後輩たちに多くのものが引き継がれていくことを期待したいと思います。

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松山城天守閣から、松山市街を臨みます。俳都松山、素敵な街でした。来年も再び訪れることができますように。