夏期講習 「村上春樹の短編を読む」

2017.08.24

  • 国語科
  • 講習

夏期講習期間に、中学2、3年生対象に「村上春樹の短編を読む」という講座を実施しました。3日間の講座の中では、村上春樹さんがどんな作家であるかを紹介した後で、「自立」ということをテーマに設定しながら、「レーダーホーゼン」「図書館奇譚」という二編の短編小説を精読していきました。

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受講した生徒の感想を紹介します。

「一つ一つの作品を細部の表現まで目を止めて読むことは面倒だと思うこともあったが、今回の村上春樹の小説に関しては、そんなことはなく、楽しく読むことができた。他の作品も読んでみたいと思う」

「今回、何人かで意見を出し合って、お互いに見合うことで、より深い読みができたと思うし、今後も村上春樹の作品を読みたいと思った」

「二つの小説の深い意味を知ることができてよかった。物が何を象徴しているのかということが分かると、話がつながって面白かった」

「この講習を通じて、比喩表現に注目して読むことで、本にさらにおもしろさが加わると感じたので、これからは本を何回も読み直していきたいと思った」

今回の講習で村上春樹さんの作品に触れたことで、その魅力に気づき、他の作品も読んで見たいと思ってくれた生徒がいたことは素直に嬉しく思います。また、今回の講習が、村上さんの作品に限らず、今後様々な作品を楽しんでいくきっかけになったとしたら、それもまた大変嬉しいことです。

また機会があれば、このような講習を実施してみたいと考えています。