• 講習「ビブリオバトル〜知的な書評ゲームへの誘い〜」第6回

講習「ビブリオバトル〜知的な書評ゲームへの誘い〜」第6回

2014.06.25

  • 国語科

おすすめの一冊を持ち寄り、本の魅力を紹介し合う書評ゲーム「ビブリオバトル」。本講座は、このビブリオバトルを実際に体験してみたいと考えた3人の大人と11人の高校生が織りなすものである。
第5回ビブリオバトルの結果をここに報告する。
第5回
1、石崎…「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(リチャード・P・ファインマン)
2、伊得…「ジョーカーゲーム」(柳広司)
3、盛田…「ねらわれた学園」(眉村卓)
4、栗原…「さよならソルシエ」(穂積)
5、佐原…「キノの旅」(時雨沢恵一)
6、中島…「豆富小僧」(京極夏彦)
※中島は欠席者の穴を急遽埋めた代打。
20140625biburio1.JPG
20140625biburio2.JPG
20140625biburio3.jpg
20140625biburio5.JPG
今回のしばり(制約)は、「自然」というキーワードに従って本を選んでくるということ。キーワードを各々がどのように解釈してくるのか、そしてその解釈を本の選定にどのように反映させてくるのか、そこが今回も楽しみ所の一つであった。バトルを制したのは、3度目の挑戦となった栗原。ただひたすら少女マンガで勝負し続けてきた彼が、今回持ってきたのもまた少女マンガ。自分の好きなマンガをとにかくみんなに読んでもらいたい、そんな純粋な気持ちがついにみんなに伝わることとなった。
20140625biburio4.JPG
☆第5回チャンプ本紹介
「さよならソルシエ」…
画家と画商…ふたりの“ゴッホ”の伝記浪漫 。
19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!
宝島社「このマンガがすごい!」2014年オンナ編1位の作品。
国語科 本間(純)