理科 地学 福井巡検旅行(3日目)

2014.08.25

  • 理科

8月21日から23日にかけて、中1~高2の有志23人が参加し福井県、岐阜県の巡検旅行を行いました。
最終日の午前中は九頭竜湖の南にある面谷鉱山での鉱物採集、午後は岐阜県郡上八幡での湧水散策です。
前日の大雨もあり、道が荒れているなか、なんとか面谷鉱山跡に到着しました。面谷鉱山は江戸時代に良質な銅の取れる鉱山として稼行されていました。藩営・官営と民営を繰り返しており、明治期以降の三菱が経営していた時代には、最盛期2000人以上が当地に住んでいたということです。この産地では蛍石や銅の二次鉱物が採集できます。生徒たちは暑い中、夢中に採集をしました。ほぼ全員が主な鉱物は採集できたようです。
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面谷鉱山に向かう途中でわたった箱ケ瀬橋。瀬戸大橋のプロトタイプとしてつくられた橋で、通称「夢の架け橋」とも呼ばれている
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鉱山を案内してくださった地元の文化財保護審議会長さんのお話を聞く
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鉱物採集の様子。この「ズリ」からさらに上流に少し歩くと精錬所跡が見える。今回は時間の都合上精錬所跡などを見ることができなかったが、機会があればぜひまた行ってみたい
午後は岐阜県に移動して郡上八幡に行きました。ここの「宗祇水」を筆頭に湧水が散在しており、郡上八幡城下で湧水とともに発展した情緒ある町並みの中を散策しました。前日の越前大野との共通点・相違点を比較しながら、水を利用した生活や親水空間、地域研究の重要性を学びました。
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500年以上湧水がわき続けている郡上八幡のシンボル「宗祇水」。環境省選定の名水百選の第1号に指定された

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長良川の支流、吉田川。夏には鮎釣りや地元の子どもたちの水遊びの場となる