SDGsゼミ「ザ・トゥルーコスト」公開上映会に参加

2017.11.29

  • KSプロジェクト

報告が遅くなりましたが、10月19日(木)にJICA地球広場で開催された「ザ・トゥルーコスト〜ファスト ファッション真の代償〜」の公開上映会にSDGsゼミで参加してきました。私たちが普段着ている服はどのような場所からきているのか、服の生産の裏側にどのような問題があるのかについて、映画を通じて学びました。映画の後には参加者で意見交換を行い、生徒達は周りの参加者の方々と積極的に意見を交換していました。SDGsには、目標12に「つくる責任、つかう責任」があります。これが、人権、労働、環境に影響を与える具体的な例を学ぶことができました。世界の様々な課題を解決するには、まずはその課題が何かを知ることが必要です。SDGsゼミでは今後もこうしたイベントに積極的に参加して、世界で起きている様々な課題を皆で学んでいきます。

以下、参加した中学2年生の塩川君の感想です。
今回の映画は僕たちに何を与えたか?それを考えなくてはなりません。僕には映画がこのようにうつりました。僕たち日本人はほとんどの人が贅沢をしているのだと。具体的な何が贅沢を述べることは難しいので、逆に労働者の貧しさを表していたものを書いていきます。全て書くと内容がまとまらなくなるので、2つだけ挙げます。一つ目は、労働者の生活ぶりです。労働者が働く建物の環境はとてつもなく危険な場所でした。しかし、雇い主は気にもとめず、ほおっておきました。そしてその建物は脆くなったか一瞬のうちにして壊れました。何千もの人が働いてる建物の中で。これがいかに残酷か。そしてなぜこのようなことが起きているのかを考えると、服の値段を安くするため。つまり、消費者の私たちの欲望がこのような事件を招いたのだというふうに思えたのです。確かに雇い主も悪いかもしれませんが、それと同じくらい消費者も悪いということです。こんなにもの単純な欲望が人々を苦しめているのだと知ることができるいい機会となりました。2つ目は生活水準があまりにも低いということです。バングラディシュの労働者は生活費やく月2万円ほどの月収は最低限出して欲しいとでもを起こしただけで、警察が出陣し、銃を乱射してまでデモを沈め、この日本との国の差に少し恐怖を覚え、日本がいかに恵まれているか、また、日本人の心がいかに小さいかを考えるきっかけとなりました。映画を通じて学べたことはたくさんあり、結局消費者がどのようにお金を使うかが労働者や貧しい人々の生活を変えているのだから、お金の使い方を今一度考えるべきではないかと感じました。

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SDGsのロゴ

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JICA地球広場の前で記念撮影。