夏期講習 ココロと身体で小説を読む③

2015.09.16

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「ココロと身体で小説を読む」最終日の授業では、まず前日班ごとに撮影した、小説の一部分を逆再生で表現した動画を繋ぎ合わせ、一本の動画にしたものを皆で鑑賞しました。

その後で教室に移動して、もう一度今回扱った小説をじっくり読んでいきました。

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最後に5日間を終えた生徒たちの感想を引用します。

「体を使って小説を表現するのは面白かった。小説をいつもよりじっくり読めたような気がする。」

「はじめはグループの中で知っている人が一人しかおらず、とても不安だったが、さまざまな活動をすることにより、次第に仲が良くなった。それもこの講習で得たものだ。また、様々な視点から見てアイディアをだしあって、とても良い作品ができたと思う。」

「動画をとる時は、読解力と、表現力が必要でした。班のみんなと協力して、小説を表現するうえで、いかに自分の解釈ができ、人に伝えられるかという力が養われ、班のみんなでそれを共有することもできました。」

「身体を使って(動かして)物語を読んだことで、想像がしやすくなった。」
「写真にするときは多くの場面から何個かの場面を選ばなければいけないため、そこが大変だったが、完成したときは達成感を味わえた。逆転時間だと、すべての動作を逆にしなければならなく、難しかったが、皆で協力し、ところどころで見せ場をつくるのは楽しかった。」

「班内で動画をとっていくことによって、全員で考えを共有できるように、物語を読み込むことができた。」

「どのように工夫すれば良いのか、どのように撮れば良いのかを考えながら、自分たちで演じてみたりすることで、小説の理解が深まったように思う。それを相手に分かるように表現することも面白かった。」

「動画を撮るにあたっては、身ぶり手振りなどの動きをつけるため、その動きの理由が必要で、小説の登場人物の心情について、しっかり考える機会となった。」

5日間の中でそれぞれ新たな気づきがあったようです。初めて知り合った者同士で協力することによって、みんなで取り組むことによって、小説の理解が深まったという感想には嬉しくなりました。また機会があればこのような講座を開設できればと考えています。