• KSプロジェクト・俳句甲子園への道〜road to MATSUYAMA〜全国大会観戦記③ 祝✨全国ベスト4✨

KSプロジェクト・俳句甲子園への道〜road to MATSUYAMA〜全国大会観戦記③ 祝✨全国ベスト4✨

2018.08.19

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こんにちは。KSプロジェクト「俳句甲子園への道~road to MATSUYAMA~」です。

今日は何からご報告すればよいのやら。ご報告したいことがあり過ぎます。

昨日お伝えしました通り、今日は決勝リーグに先立ち、まず敗者復活戦が行われました。敗者復活戦は、初日のウェルカムパーティー後に投句した句を審査員の先生方が審査します。その結果として、選ばれた9校9句が発表されるのです。ちなみに敗者復活戦の兼題は「水鉄砲」でした。みんなで固唾を飲み、発表を見守ります。

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歓喜歓喜、そして歓喜。喜びが爆発します。海城の名前がありました! ちなみに海城を含め、昨日Eブロックだった学校の大半が選ばれていました。Eブロックが激戦区であったことが証明された瞬間でもありました。ちなみに海城の句は次の通り。

水鉄砲みずでっぽうの味の水

すぐさま選ばれし9校は、そのまま審査員の先生方との質疑応答に入ります。句の作品点と、自身の句に対する理解の深さを点数化し、上位2校が敗者復活となります。最後のチャンスを生かそうと壇上で懸命に句の魅力を語ります。

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いよいよ運命の結果発表です。

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歓喜歓喜、そして歓喜。本日2度目の喜び爆発です。海城は、予選を戦った名古屋高校と共に、敗者復活で、念願の決勝リーグ進出を決めました。

海城が入ったのはBブロック。今年度全国3連覇がかかる開成高校と初の決勝リーグ進出で意気あがる岡山代表の岡山朝日高校と同じブロックです。

総当たりのリーグ戦。1位の学校が決勝に駒を進めます。

海城の最初の相手は、開成高校。東京地区大会において過去何度も対戦したことがあります。我が校にとって開成は目標でもあり、越えなければならない高い壁でもあります。その開成と全国大会の、しかも決勝リーグで対戦できることの喜びを噛み締めつつ、選手は試合に臨みました。

試合の兼題は「残暑」。いきなり先鋒戦を取り、意気あがる海城でしたが、地力に勝る開成の力に圧倒され、 1対4で惜しくも初戦を落としてしまいました。ただし1対4の結果ほどの差は感じられず、先鋒戦から大将戦までのほとんどが僅差の争いであったため、選手たちのモチベーションは決して下がることはありませんでした。

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連戦となった第2戦。相手は岡山代表、岡山朝日高校。丁寧なディベート、実直な作風が特徴の学校です。兼題は「草の花」。決勝リーグの雰囲気に慣れた海城は本領を発揮。5対0で勝利。他力本願ではありますが、決勝進出の可能性をわずかながら残すこととなりました。

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お昼ご飯を挟み、開成対岡山朝日の試合を観戦します。この試合に岡山朝日が勝利し、3チームが1勝1敗になることが、海城が決勝戦に進出する最低条件となります。様々な感情が交錯する中、眼前で試合は進んでいきます。試合は一進一退を繰り返す好勝負となりました。海城と同じく決勝リーグ2戦目となり、硬さのとれた岡山朝日が本領を発揮。3対2で開成高校に勝利しました。その結果、前述した通り、3校が1勝1敗で並ぶ事態に。決勝進出は、ポイント数で決することとなりました。ポイント数確認のために待たされた時間のあまりに長かったこと。出て来た結果は次の通りでした。

6ポイント 海城高校・開成高校

3ポイント 岡山朝日高校

ポイント数で並んだ海城と開成。明暗を分けたのは、直接対決の勝敗でした。結果、決勝進出を決めたのは開成高校。海城のチャレンジはここに終結したのです。

優勝したのは、山口代表、徳山高校。初優勝です。海城は奇跡の敗者復活を生かし、全国ベスト4入りを果たしました。

決勝戦の後、行われた表彰式では、決勝リーグに進出した学校に送られる特別賞を受賞しました。

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続いて行われた個人賞の発表では、個人優秀賞入選20句に大熊光汰の

骸なほ翼あたらし草の花

が選ばれました。

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中央が大熊。右が山本。左が松本です。山本、松本コンビはリザーブとして、チームを献身的に支えてくれました。

審査員の岸本尚毅先生が今大会を振り返るにあたり、各学校のディベート能力の向上を挙げておられましたが、その際本校のディベートの様子を好例として紹介してくださいました。岸本先生はじめ、この大会中、たくさんの方々にお褒めの言葉を頂戴しました。生徒たちが褒められることは、私たちにとって何よりの喜びです。全国大会で活躍する生徒たちのことを誇りに思います。

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生徒たちは、試合後、俳句甲子園OB、OG主催によるフェアウェルパーティーに参加しました。戦いを終え、一緒に戦った同好の士との交流を楽しんでくれていればと思っています。今日は本当にお疲れ様でした。