• 第11回新宿区立図書館を使った調べる学習コンクールに入賞しました。

第11回新宿区立図書館を使った調べる学習コンクールに入賞しました。

2019.11.11

  • 2018年度入学
  • 社会科

 中学2年生の3名が第11回新宿区立図書館を使った調べる学習コンクールに入賞しました。
P1079432

受賞者氏名とタイトルは以下の通りです。
○館長賞
塚本隆世「都市部において待機児童がゼロにならないのはなぜか~公立中学校校庭敷地内に認可保育所が設置された事例から考える~」
○優秀賞
太田夏生「オーケストラの経営難~アマチュアオーケストラとプロオーケストラを比較して~」
塙田祐大「なぜ遺品整理ビジネスの需要は高まっているのか~変化する遺品整理士の役割から探る~」

 3名とも、それぞれが社会科総合学習「社会Ⅱ」で執筆したレポートをさらに深めた内容となっています。
 塚本君は、待機児童問題が広く世間に認識される中で、保育所の運営者や教育研究者など多様な執筆者の著書を引用しながら、保育所や保育教員養成所、行政など多面的に取材を行い、待機児童の質的な解消への視点の必要性を指摘しました。
 太田君は、オーケストラをはじめとする、芸術的な活動団体の経営についての文献を引用しながら、プロ、アマのオーケストラへ取材を行い、金銭的な面だけでなく、オーケストラの担い手が抱える課題についても分析しました。
 塙田君は、高齢化が進む日本において、遺品整理をはじめとする問題点についてまとめた文献を引用しながら、コレクション品の買い取り業者が遺品の買い取り、整理を担い始めている点を取材から明らかにし、その需要の背景を分析しました。

 この場を借りて、本校生徒の社会科レポート取材のためにインタビューに応じていただいたみなさまに御礼申し上げます。

 授賞式では、視野を広く持ってテーマ設定を心掛けることや、文献を適切に引用すること、資料の信憑性を検討することの重要性についても講評がありました。社会科総合科目の授業で得たことを活かしてさらなる調査・研究に励んでもらいたいと思います。3名の作品は全国の図書館を使った調べる学習コンクールの審査対象となります。