• KSプロジェクト イマ・ゼミ「福島県での災害ボランティアに参加」

KSプロジェクト イマ・ゼミ「福島県での災害ボランティアに参加」

2020.01.18

  • KSプロジェクト

報告が遅くなりましたが、12月16日にKSプロジェクト「イマ・ゼミ」の生徒24名と教員2名で福島県いわき市の災害ボランティアに参加しました。イマ・ゼミでは、昨年の9月にいわき市を訪れ、オーガニックコットン畑でのボランティア活動をしました。私たちがお世話になったいわき市が10月の台風19号で大きな被害を受けました。「災害ボランティアに行って、復興に貢献したい!」という生徒達の声があり、期末考査が終わって間もない12月16日にバスを借りて、いわき市へ災害ボランティアに行くことになりました。
水害の被害にあったお宅での作業を想定していましたが、いわき市の災害ボランティアセンターからいただいた作業は、「倉庫での避難所の救援物資として届いた衣類や毛布の仕分け」でした。倉庫に行ってみると、偶然にも9月にオーガニックコットン畑のボランティアでお世話になった、NPO法人ザ・ピープルさんの倉庫でした。
ここには、救援物資として届けられた衣類や毛布がたくさんあります。避難所に届ける際には、この衣類や毛布をニーズに合わせて仕分ける必要があります。生徒達は、「大人用冬服」、「子供用冬服」などの仕分けや、届いている毛布で使えるものを10枚の束にまとめる作業をしました。私たちは、被災地への支援というとお金や物資の寄付などをします。これもとても大事なことです。しかし、救援物資が届いたとしても、それがきちんと分けられなければ、使われることがありません。こうした救援物資の仕分けという災害ボランティアとしては目立たない地道な作業ではありますが、大事な作業をすることができたのは、とても良い学びになりました。作業後に、生徒達は「救援物資が被災された方に効率的に届くようにするにはどうすればよいのか?」を話していました。
気候変動が言われている中、こうした災害は増えることがあっても、減ることがないと言われています。行政レベルからの支援も大事ですが、民間や個人レベルでの支援も大事と言われています。こうした災害ボランティア体験をした生徒達が、仲間を集めて災害ボランティアにいったり、自分の地域で災害があった際に核となって活躍してくれたら嬉しいです。

衣類が入った袋の山から袋を取り出しました。

衣類が入った袋の山から袋を取り出しました。

袋から服を取り出して、仕分けをして、きれいにたたんでダンボール箱に入れました、

袋から服を取り出して、仕分けをして、きれいにたたんでダンボール箱に入れました、

使える毛布をたたみました。

使える毛布をたたみました。

きれいにたたんで10枚毎にひもで縛って、配布しやすいようにしました。

きれいにたたんで10枚毎にひもで縛って、配布しやすいようにしました。

20191216_imazemi (10)