古典芸能部だより

2021.11.22

  • クラブ活動

 

現在、東京の落語界は4つの団体がありますが、そのひとつである落語芸術協会(会長は、ご存知『笑点』の司会で有名な春風亭昇太師匠)所属の人気真打でいらっしゃる桂宮治師匠が、新宿区角筈区民ホールで開催された『桂宮治の落語会』(新宿区角筈区民ホール)に、本校古典芸能部の生徒2人が前座として高座に上がる機会を頂き、出演させて頂きました。

宮治師匠は当代有数の人気落語家さんでいらっしゃって、チケットをとるのが難しいことで有名です。そのため、2人は大変に緊張したようですが、開演前に宮治師匠がリラックスさせてくださり、かつまた稽古もつけていただけるという、またとない幸運にも恵まれました。

先発の海原亭琵琶湖(中3)さんは「ん廻し」で、後発の海原亭はやとちり(中3)さんは、「動物園」でご機嫌を伺いました。2人とも本格的な高座にあがり、無我夢中で演じた数分間だったようですが、お客様の温かいご声援に助けられ、無事に終えることができました。

宮治師匠の高座は、まさに圧巻のひとことで、なるほど、師匠の会が、プラチナチケットと言われる所以だと、一同納得するとともに、大満足で終演となりました。この度は桂宮治師匠、そして主催の新宿子ども劇場の皆様、貴重な機会を頂戴するとともに、ひとかたならぬお世話を頂戴し、誠に有難うございました。

なお、当古典芸能部の次の校外活動は、来春早々、公的機関からのお誘いを受け、他校の寄席演芸の部活動の皆さんと、高座で共演することとなっております。こちらのリポートも本欄にて掲載する予定です。