• 夏期講習 戯曲に触れてコミュニケーションについて考える①

夏期講習 戯曲に触れてコミュニケーションについて考える①

2022.08.24

  • 体験学習
  • 国語科

 この夏、中学1年生の希望者対象に「戯曲に触れてコミュニケーションについて考える」と題した講習を2日間実施しました。この講習は、戯曲、演劇、特に会話劇に触れながら、我々が言葉や身体の表現などを使って他人とどのようにコミュニケーションをとっているのか、他者とコミュニケーションをとる際に心がけるべきことは何かなどを、体験的に考えるワークショップです。

 初日は、簡単なコミュニケーションゲーム、1分間しりとりをやってもらいその後その1分間を再現、その再現を戯曲にして発表するなどした後で、災害避難所を舞台にした戯曲を読む活動をしました。

 班ごとに役を決めて読む練習をし、最後に発表をしました。生徒たちは、同じセリフでも読み方(声の大きさ、声の高さ、読むスピード、間など)が変わると伝わる内容も変わってくること、コミュニケーションの質に変化が現れることなどに、体験的に気づくことができたように思います。また、この台本「避難所にて④」はコミュニケーションの齟齬が起こり、人間関係のトラブルに発展してしまうような内容だったために、他人と円滑にコミュニケーションをとる際に心がけることについても、色々と考えを巡らせてくれたようでした。

 参加者のふりかえりを紹介します。

「1分間のしりとりを再現したことが面白かった。全く同じように再現すればぴったり1分の再現になるはずなのに、セリフがぬけたり、しりとりの続きを考える時間がカットされたり、逆にそれを意識しすぎて時間が伸びたりするというのが、今まで考えたこともなく、新鮮だった」

「話し方によって、その話を聞いた時に想像すること、受け取る内容が変わってくることに気づいた。声の高低、大小、速さなどで印象が変わることもわかった」

「同じ場面、同じセリフなのに、様々な捉え方や演じ方などがあってとても面白かったです」

「自分を相手の立場においてみたとき、不快ではないかということを考えた上で、もし不快でなくても、自分の考えを押しつけるような話し方は控えるよう心がけるべきだと思った」

「『避難所にて』で読み方によって、その登場人物の性格、人物像などが想像できたように、普段の会話でも言い方から相手の気持ちを読み取れると思うので、想像力を働かせた会話しようと思う」

 2日目は劇作家・演出家の吉田小夏さんと、吉田さんが主宰されている劇団「青☆組」の皆さんをお迎えして実施します。

※今回使用した台本は、昨年度経済産業省が「未来の教室」の中で実施している「STEAMライブラリー」向けに、本校と沖縄の劇団「Team Spot Jumble」が共同で作成したドラマの台本です。撮影したドラマや台本は次のURLから見ることができます。ご参考ください。
https://www.steam-library.go.jp/lectures/1129