航空研究部 成田空港・航空科学博物館見学

2022.12.16

  • クラブ活動

12月15日木曜日、中2・中3の航空研究会8名のメンバーで、成田空港に集合し、航空科学博物館を見学しました。

第2ターミナルに集合。色々な国からの到着機がたくさん表示されています。

やっぱり航空研究部なので、東京から頑張れば行ける航空系の博物館には行ってみないと。ということで、普段だと行けそうで行けない成田の航空科学博物館へ。でもやっぱりせっかく空港に来ているので、リアルな飛行機を見てみよう!ということで、まずはバスで「ひこうきの丘」に向かいました。ちょうどA滑走路(34L)の着陸機が間近で見えるところです!

あれはチューリッヒからやって来たスイス160便。機種はB77W、だそうです。

朝10時台からは成田の到着機が次々にやってくる時間帯です。生徒たちの他にも、でっかいカメラを構えた人たちが何人かいました。
ここでK君「ほらあそこにいる!」みんな「え?どこどこ?」K君「ほら、あの三番目の雲のところ。今旋回したからこっちに来る!あ、その後ろにも!」
いくら目をこらしても何も見えない… 来る気配すらも感じられない… と思っていたら!

機影がみるみる大きくなってきて、本当に到着機が。シンガポールから台北経由でやってきたスクート898便。機種はB787-9。

この後もK君は、何もないように見える空から次々に飛行機を見つけ、飛行場管制の訓練を受けたのではないかと思わせる驚異の能力に、みんなで驚嘆しました。

ただ飛行機を見ているだけなのも物足りないので、ここで成田空港のATIS(飛行場情報放送)を聞いたり、読んだりして勉強しました。ちなみにこんなのです。

北西の風6ノット、視程40km、300フィートのところに積雲がちょっと、600フィートのところに層積雲が…

いい加減、体が冷えてきたので、そろそろ航空科学博物館に徒歩で移動することに。博物館の隣に「空と大地の歴史館」という施設があり、成田空港の歴史を学びました。空港建設に反対した人々の苦悩を知りました。

成田市三里塚に建設されることになった新空港。当時の時代背景や、突然建設地となった地元の人々の活動について知りました。

空港の歴史について勉強した後は、いよいよ航空科学博物館へ。

ついに到着。

まずは、約20の屋外展示されている飛行機を見ました。その片隅には、こんな施設も。

航空神社。博物館の売店でお守りも売っています。ちなみに、羽田や新橋にも「航空神社」はあるそうです。

博物館の中のレストランで、滑走路を見ながら昼ごはんも食べました。1時間半、見学をしました。

成田空港のジオラマを見たり。

ビジネスクラスに座ってみたり。

パイロットになったり。

最後にお土産を買ったりして博物館を満喫した後は、知る人ぞ知る、昔の「成田空港駅」、今は東成田駅として残る成田空港第3の駅へ。鉄道ファンなら絶対知っているであろう、「日本一短い路線」芝山鉄道に乗車して、2.2kmの旅を楽しみました。そして東成田駅に到着。

活動の趣旨が鉄研に変わった瞬間。乗り物ならなんでもいいのか

そしてここからは、秘密の地下通路とも言われている長い通路を通って、第2ターミナルに徒歩で戻りました。

500mのながーい通路が後ろに続いています。

通路を歩き終わったところで、解散。天気に恵まれ、飛行機だけでなく空港の歴史にも触れて、成田空港についてちょっとだけ詳しくなった1日でした。(この日の活動はすべて感染症に留意して行いました。写真撮影の時のみマスクを外して撮ったものもあります。)