中1 NACS-J武田さんによる講演会

2023.10.18

  • 2023年度入学
  • 学校行事

7月の宿泊研修1日目にみなかみ町でお世話になったNACS-J自然保護協会の武田裕希子さんにお越しいただき、武田さんらが取り組んでいる「赤谷プロジェクト」についてお話しいただきました。
宿泊研修で全員が取り組んだちばむらでの間伐体験、半分のクラスが体験したムタコ沢での森林観察を思い出しながら、あれらの体験の意義を再確認、共有する機会となりました。
赤谷プロジェクトの特徴や、赤谷プロジェクトが目指していることに関して理解が深まり、そのうえで自分との関わりについて想像力を働かせることができたのではないかと思います。
NACS-Jの武田さんはじめ、みなかみ町の皆様に、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

以下、中1生の振り返り、感想です。講演会直後、Formsで回答してもらいました。
「一度人工林を伐採し、その後自然に生物多様性のある森ができ、生物多様性の指標になるイヌワシが入って来れるようにする取り組みであり、伐採した木も地域の産業に活かしていることがわかった。「自然を基盤とした解決策(NbS)」が目指されている。」

「僕は、電車が好きです。最近は、東京メトロの丸の内線の2000系や、銀座線の1000系特別仕様車などの木を使ったレトロな電車や、東急池上線の「木になるリニューアル」という、駅舎を建て替え木をふんだんに使った新駅舎が建てられたりしています。鉄道は、日々多くの人が使う公共交通機関です。そういったものに赤谷プロジェクトで伐採してでた木を使い、また、電車内で赤谷の豊かな自然やそれを守るためにしていることを宣伝すれば、より多くの人にこのプロジェクトが認知され、武田さんのように環境保護活動をする人が増えたり、赤谷プロジェクトのような取り組みをする自治体が更に増えるのではないかと思いました。」

「みなかみの豊かな森林により、利根川を通じてミネラルなどの栄養が豊富な水が海に流れ出ています。つまり、武田さんの行なっている赤谷プロジェクトは、海の生態系をも守っていることになります。森林だけでなく、海も守るために、これからも頑張ってください。」

「今回は赤谷プロジェクトのことやみなかみ町のことについて丁寧にわかりやすく説明してくれてありがとうございました。僕は今まであまり森林に興味がなくみなかみ町の森林が初めて入ったちゃんとした森林だったので初めは緊張したけど森林の良さを感じることができました。今回の講演会で多様性のある森林とはどういうものか、実際にどのような活動をしているかなど具体的なことについて説明してくれたり、自身の体験や今後の僕たちにもつながることを話してくれたので森林への興味や考える時間を持つことができました。今回は貴重なお話をしてくれてありがとうございました。」