数学科だより(続)

2024.03.30

  • 数学科

3月26日(火)に、本校にて、昭和女子大附属昭和高校の高2生ならびに、つい先日同校を卒業された方々を講師にお迎えして、本校の有志生徒約20人に対して、「数学アート講習会」が開講されました。

これは、グラフ計算機の Desmos を利用して、アニメーションを制作することをテーマとしたものです。

https://www.desmos.com/calculator?lang=ja

同校では数年前より、数学の授業でこれに取り組まれているとのことで、数多の素晴らしい作品が作られています。

まずは5人の講師の皆さんのこれまでの作品のご紹介を頂き、その作成へのモチベーションや苦心をお話頂きました。

その後、5つのグループに分かれ、各グループに講師の方々がついてくださり、作成方法ならびに作成上の種々のテクニックを懇切丁寧に教えて頂きました。

Desmosを用いた数学アートの作成には初心者ばかりの本校生徒でしたが、講師の皆様のご指導宜しきを得て、わずか2時間余りの講習会であったにも関わらず、初富士のアニメーションをはじめ、本校の校章などのアート作品が創り上げられました。

なお、サムネイル画像の本校校章は、物理部と数学部で活躍中の中2上野琳央君の作品で、1次関数、2次関数、そして、3次式(楕円曲線)が用いられています。

詳しくは、こちらのリンクをご参照ください。

https://www.desmos.com/calculator/gbxukzv3o8?lang=ja

先日の「数学科だより」でもご紹介した通り、今日のように、座学を離れての数学の面白さも、是非本校生に体験して欲しく思います。

ともあれ、昭和女子高校の生徒の皆様、卒業生の方々、ご引率いただきました先生方、誠にありがとうございました。

またのご来校をお待ち致しますと同時に、私どもも貴校へお寄せ頂ければ幸いです。

参加生徒の感想

・中高の数学を活かせる機会というものがこれまであまりなかったので、とても面白かったです。また、どのような関数を使うか,何を変数とするかなど様々なことを考えながらやれたので、とても勉強になりました。
講師の方々に色々なテクニックを伝授して頂き、初富士を描くことができ、楽しい時間でした。ありがとうございました。(中2)

・以前から、なんとなく関数を使ったアートについての話を聞いたことがありましたが、今回の講習会でより深い理解を得られました。想像以上に作るのが大変そうであり、また非常に奥深さも感じました。変数を最終的に一つにまとめることができれば、ボタン一つでまるで動画のようにアニメーションを再生できるところに特に感銘を受けました。(中3)

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