5号館 解体現場見学会
2025.06.24
現在進行中の5号館建替え工事。その工事のプロセス自体も「生徒たちの学びの機会にしたい」そんな思いから、6月21日(土)に解体現場の見学会を開催しました。
当初は30名ほどの参加を想定していましたが、予想をはるかに上回る140名以上の応募がありまた。急遽、10名ずつ・全7回、合計70名まで参加枠を広げての実施となり、生徒たちの関心の高さを改めて感じることができました。(当選できなかったみんな、申し訳ない!)
麻生土木の大出さんから注意事項の説明を受け、さっそく5号館の中を案内していただきます。
内装の解体がすべて終わったコンクリートむき出しの内部。普段は入ることのない、無機質で静かな空間です。
一同は旧生物実験室に集まり、そこで次のようなことを教えていただきました。
5号館の構造や解体方法についてのこと。
解体で出る廃材は、実は素材ごとに細かく分別されて搬出されていること。
それらはできるだけリサイクされ、形を変えて再び私たちの生活を支える素材になっていること。
またその中で、担当の文さん(麻生土木)は、次のようにもおっしゃっていました。
「解体には多くの工夫があって、未来の環境や資源を守ることにつながっています。解体は終わりではなく、新たな始まりでもあります。」と。
続いて再び外に出てきたメンバーは、躯体の解体に使われる大型重機のデモンストレーションを受けました。
大きなコンクリートを細かく砕きつつ、鉄筋とそれとを磁力で仕分ける重機。
高さ12mまで持ち上がる巨大カニばさみ。
そして、それを自分の手足のように自在に操るオペレーターさん。
どれも圧巻でした。
さらに今回は、重機メーカーの方に構造や仕組みについても解説していただきました。「この大型の重機をどうやって現場まで運ぶのか?」「こんなに大きな重機を、どうやって動かしているのか」など、生徒たちの好奇心を大いに刺激したことと思います。
最後になりますが、今回の見学会は、麻生土木さん、コベルコ建機さんの全面的なご協力により実現させることができました。おかげさまで、生徒たちは貴重な学びを得ることができたと思います。この場を借りて心より感謝申し上げます。ありがとうございました!(建設委員会)