校長室からメッセージ  5

2007.12.08

《 環境整備をとおして地球温暖化に一石 》
 夏休みに入る前のころから、3号館改修と学校の入り口周辺と中庭をを中心に現在工事が進んでおります。
 この工事の目的は、上記のタイトルにも書きましたようなことであります。従来、8階建てにした2号館が完成したら、3号館は解体しますとお知らせして参りました。しかしそのことを変更して3号館の9教室を残し整備しまして新しい用途のもとに使用することに方針を変えました。変えた理由は、3号館は本校の中で一番古い建物ですが、耐震基準に照らして精密診断の結果十分な強度をもっていることが判明しました。そこで用途を研究したところ、3号館2階3階は主として体育科が授業で活用したいという申し出がありました。生徒の健康を生涯にわたって保持していくためには、その基礎を中・高時代にしっかり養うことは肝要だと判断しました。
 一方、1階は本校が他の学校と違う特色を持ったカリキュラムを実施していますことは、学校説明会でも説明させていただき、その特色をご理解頂き入学して下さっているところであり、成果を上げているところです。
 特色ある教育活動の成果を来校した方に見ていただくコーナーがあってしかるべきと考えていましたが、今回それが実現する運びになりました。
 1階は、主としてそういう目的で、展示したいとただ今準備を進めております。ご期待下さい。
 一方環境整備に関してでありますが、最近の建築界における思想の流れの方向は、六本木のミッドタウンのあり方に端的に表現されているようであります。それは、開発敷地面積全体の4割相当部分に芝生を主にする植栽をほおどこしています。そこに行ってみますと、緑の芝生が何とも言えない開放感を演出しています。広々とした芝生に人が入ることもできるように植え込むという工夫がされているようです。
その目指すところは、都市の中からも、地球温暖化防止に寄与するという考え方に支えられていると聞きます。
 本校でも、地球温暖化を防止するために少しでも寄与したいと考えて今回の環境整備に取り組んでおります。中庭には芝生を一部ですが植え込み、景観をよくすると共に、芝生にも自由に入れるように考えています。芝生の緑が映えるよう元気に育つよう配慮すると共に、生徒の活動が十分に行える環境を維持できるようにしたい。 教職員・生徒が手を携えて新しい挑戦をしようと現在考えております。
平成20年3月末には完成します。
 新しい3号館や、地球温暖化に寄与できる心が育つことを願う新しい取り組みに期待して下さい。
 校長  和 田 征 士