高校イギリス研修8

2010.07.29

  • イギリス研修

 
 いまだに言語能力にかなりの不安をかかえたままのボクにとって、テレビ番組はほとんど何を言っているのか聞き取れないのですが、唯一スポーツ中継だけがボクを楽しませてくれます。いろいろなスポーツを中継していますが、ボクの一番のお気に入りはクリケットです。ネットでルールを覚えたり、購入したボールとカレッジに転がっていたバットを使って生徒と実際にやってみたりするうちに、かなりこのスポーツにハマッてしまいました。どうやら日本代表チームもあるらしいので、帰国したら本格的にトレーニングを積んで、代表入りを目指したいと思っている今日この頃・・・。
 
 さて九日目のご報告です。
 
九日目 七月二七日(火)
 
 8時45分全員集合。みんなよくしゃべってます。日本語を使って話せるのを、心待ちにしてるんでしょうね〜。ホームスティ先での頑張りがうかがえるいつもの朝です。
 
 9時から12時、各グループで授業。金曜の本番に向け、プレゼンテーションの準備に各自余念がありません。担当の先生方に「この1週間での成長には目をみはるものがある」とのお褒めの言葉を頂戴しました。たしかに聞こえてくる各人の発表の声は自信にあふれ、堂々としたものになっています。彼らの頑張りもさることながら、限られた時間の中で、しっかり生徒の成長をアシストしてくれる先生方の力量を感じずにはいられません。本番の発表でそれぞれに与えられた時間は5分。ところが多くの生徒は頑張って内容をたくさん盛り込んできたため、今現在それをはるかに上回る時間になっている模様。まさに嬉しい悲鳴ですが、今日あたりはその絞り込みも必要となるんでしょうね。
 
 12時から12時45分、昼食。繰り返しますが、例のアレです。今日の午後は、ホストファミリーとのサッカー大会。早々に着替えて準備するもの多数。みんな何だかんだいって身体を動かしたかったんですね。
 




 
 13時、陸上競技場みたいなだだっ広い芝生の運動場へ。向こうにはテニスコート、そしてゴルフの打ちっぱなしも見えます。これ全部学校の施設って・・・。
 13時30分から16時まで、サッカー大会。海城boysとモーバンの皆さん(お父さん、お兄さん、お姉さん、そしてちっちゃい子どもたち)の混合チームを8チーム作り、総当たり戦(5分ハーフ)で覇を競いあいました。ボクたちも参加し(させられ?)、変な汗をかき続けました。生徒たちは、一緒に一つのボールを追いかけまわす中で、モーバンの皆さんとまた一つ距離を縮めていたような気がします。
 
 16時から16時30分、自由時間。サッカー大会の延長戦とばかりに、日本対イギリスの対戦に興じる者たち、ホストファミリーのちっちゃい子と一生懸命遊んであげる(もらう?)者たちと様々。見ていて微笑ましい場面でした。ボクたちは、自主トレで陸上のトラックを走る生徒と共に、止せばいいのにひとっ走り。スイスイ走る生徒の横を必死の形相で走る様をご確認ください。
 
 この後流れ解散で各自帰宅。
 



 



 



 
10日目 七月二八日(水)
 
 8時45分、全員集合。明日が「バース」へのバスツアーになるので、実質今日が発表本番までの最後の調整日になります。
 
 このご報告は、明日1回のお休みをいただきます。次回は「バース」へのバスツアーの模様を中心にお伝えする予定。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 
 
☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 
 毎日飽きずに「フルイングリッシュブレックファスト」を食べ続けるボク。ワタナベ先生に「鉄の胃袋」の称号をいただいております。ボクが同じものを頑なに注文する横でいろいろ試すワタナベ先生。今日ご紹介するのは、ワタナベ先生が先日食べていた「Grilled Kippers」という料理です。イワシの燻製を供する直前に焼いたものだそうです。
 
 出てきて一口食べた後、お魚さんに大量のレモンをかけるワタナベ先生。ちなみに彼は普段料理に絶対レモンをかけない人です。無言で食べるワタナベ先生。一通り食べた後、「しょっぱい、実にしょっぱい・・・」と一言。味は干物、食感は焼きそこなった焼き魚(失礼)とのこと。付け合わせのパンもお魚のエキスをたっぷり吸って、これまたいい感じ(苦笑)。
 
 初めてイギリスの「食」に弾き飛ばされた朝でした。