中学アメリカ海外研修その3

2011.03.26

  • アメリカ研修

<5日目(3月24日(木))>
少しずつChapelでの “I pledge allegiance…” にも慣れ始めてきた
5日目の様子を御報告致します。
(これまでChapelという言葉を使って報告してきましたが、この全体集会には
宗教的な意味合いは全くありません。念のため。)
今日は放課後までは30人全体で行動することはなく、A – Eブロックまで
各自の授業を受けました。
引率教員は、BブロックでAlgebraII(Accelarated ← またもや上級!)
という授業を見学させて頂きました。Algebraとは、日本で言うところの
「代数」です。上級なので、「多分我々には分からないだろうな…」
と半ばあきらめの気持ちで教室に向かいましたが、結果的には
授業はそれほど難しくはなく、海城生にも充分に理解できる内容でした。
(ここだけの話(?)ですが、数学の力は明らかに海城生の方が上です。
ただ、先生がかなり早口なので、その英語に海城生がついていくのは難しいでしょう。)
今日の内容は、因数分解。私(山口)が日本で習ったやり方とは違う教え方が
なされていたことに興味を持ちました。ここに書くと煩雑になるので避けますが、日本に帰ったら
数学科の先生に伺ってみたいところです。
海城生にとっては、例えば「正の数」「負の数」「因数」「2乗」等の表現を
英語ではどう言うのかということに触れられることにも意味があったと思います。
また、先生は電子黒板やOHPを効果的に用いながら授業をなさっており、生徒の
視覚に訴える工夫がなされていました。初日にGessner先生がおっしゃっていたのですが、
visualization(映像化、視覚化)はAcademyの教育においては主流だそうです。
Dブロックでは、日本語の授業(これもまた上級です)を受講している生徒に対して、
引率教員の二人が授業を行いました。生徒はわずか9人です。
今年は相撲をテーマに授業を行いました。まず、日本から持参したDVDの中に入っている
相撲の取り組みを何番か見ながら、映像の中で使われている漢字や、相撲のルール等について
簡単な日本語で説明しました(sometimes in English)。
その後、折り紙を使って力士を作り、紙相撲のトーナメントをしました。全体を通して非常に
良い反応を得ることができ、引率教員もほっと一息です。
今日の課外活動は、予定通り、バスケットボールクリニックが行われました。
6人ほどのAcademyの生徒と、海城生30人、そして引率教員と添乗員の方も
一部参加しました。(見ていると楽しそうで、つい仲間に入れてほしくなるのです。)
簡単なドリブル練習、パス練習、シュート練習を80分程行いました。
Academyの生徒が見本を見せてくれたので、生徒も何をやるべきかすぐに分かったようです。
明日の放課後には、バスケットボールの親善試合が予定されています。
これまで生徒の体調のことを御報告するのを忘れていましたが、皆、顔色も良く、
元気でやっています。御安心下さい。(No news is good news!)
<6日目(3月25日(金))>
TGIF! 今日はcasual Fridayと呼ばれ、正装をしなくても
よい日です。引率教員もネクタイを外してAcademyに向かいました。
今日も丸一日授業を受けますが、金曜日は授業時間がいつもより10分短く、
60分授業です。引率教員は、Aブロックで、
“Introduction to Engineering Design(Accelerated)”
という授業を見学、日本で言うところの技術に近い科目でしょうか。
内容は…はっきり言ってさっぱり分かりませんでした。
ただ、ここでもSMARTboardと呼ばれる電子黒板が用いられていました。
他にも、濱詰先生は、演劇の授業を見学なさっていました。
海城生も授業に参加しており、実際に演技をしたようです(例えば、英語が
分からない外国人の役など(笑))。
放課後には、バスケットボールの親善試合(海城 対 Academy)が
行われ、56−38で勝ちました(いや、勝たせて頂きました)。
ところで、今日はビッグニュースがあります。
何と、本日付のThe Caledonian Recordの一面(トップ記事)で我々
についての記事が掲載されたのです!ボウリングをしている海城生の
写真も載っています。記事のタイトルは、
Japanese Students Visit St. Johnsbury
(日本の生徒、St. Johnsburyを訪れる)となっており、
かなり紙幅を割いて頂きました。(私(山口)の名前も度々登場しており、
嬉しいやら恥ずかしいやら…)この新聞は、主にヴァーモント州と
ニューハンプシャー州をカバーしているということです。いずれにしても、
とてもいい記念になりました。Janさん(事務職の方)が先程、10部ほど
購入して下さったそうなので、日本にも持って帰ります。
なお、ウェブサイトにも新聞に掲載されたものと同じ写真が掲載されています。
Google等で検索なさってみてください。(しばらく経つと削除されるかもしれませんので
お早めに…。)
ホストファミリーとこういうことについて話せるといいですね。
明日は土曜日、一日中ホストファミリーと過ごします。
国境を越えてカナダに向かう生徒もいるかもしれません。