百人一首同好会活動報告〜その2〜

2011.10.13

  • かるた部

競技かるたの世界は何とも奥深い。生徒たちの活動を見る度、いつもそう思っています。ちなみに顧問(執筆者)は、競技かるたはまったくの素人。いまや東京都代表にまで上り詰めた生徒たちから、逆にいろいろ教えられる日々です。
さて今回の報告は、そういった素人顧問だからこそ逆にお伝えできる、「そこからなの?」というお話です。
現在「百人一首同好会」は、生徒会の組織としては、「文化部」に分類されていますが、その実体は完璧なる「運動部」なのです。「畳の上の格闘技」と評されることもある通り、試合の様子はまさに運動部のそれとまつたく遜色はありません。礼に始まり礼に終わる厳粛な雰囲気。一枚の札を巡っての緊張の一瞬。時には差し出した手と手が激しくぶつかり合い、骨折する場合すらあるのです。前回ご紹介した写真をみていただければわかりますが、試合中の服装は、上はそろいのTシャツ、下はジャージが基本です。決して和服ではありません…。膝を軸にして札を取りにいくため、人によっては、膝の部分にサポーターを巻く人もいたりします。また5人ひと組の団体戦では、いわゆるチームワークが必須になってきます。試合中の私語が限定される中、巧みな声かけによるコーチングが勝利をたぐり寄せることも多々あります。強豪校のゲーム運びは洗練されていて、一体感が違います。それはまさにスポーツの強豪校のそれに通じるものがあるのです。
(百人一首同好会顧問)
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まさにユニフォームです。(表)


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まさにユニフォームです。(裏)
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怪我もつきものなのです。
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部長です。精神的支柱です。