中1音楽鑑賞会

2011.12.25

  • 音楽科

 12月20日の午後、講堂で中1音楽鑑賞会がありました。ハープの瀬川真未さんとフルートの渡辺奈津美さんの奏でる音色は美しく幻想的で、新宿の屋内ではもったいなかったですね。軽井沢の森の中で聴いたら最高でしょう。
 サプライズで海城の校歌を演奏してくれたり、ハープの楽器体験もあったりで、とても盛り上がった2時間でした。



 ハープとフルートという二大優雅な楽器ですから、美しい部分にばかり目がいってしまいますが、やはり人知れぬ部分にも注目をしてもらいたいので聞きかじったことを含めてお伝えします。
 フルートは演奏するときに、吐く息の半分を捨てているのだそうです。だからトランペットのような大きな音を出す管楽器よりもよほど肺活量が必要で、実は男性奏者の多い楽器なのだそうです。渡辺さんは息を切らすこともなく涼しい顔で演奏していましたが、それは常人とかけ離れた能力があるから出来ることだったのです。



 ハープは実際に生徒も演奏してみましたが、瀬川さんのように大きな音が出ませんでした。演奏終了後に瀬川さんの手を見せてもらいました。すると人差し指と親指の一部分がカチカチになっていて、固く張った弦に負けない指になっていました。そして指全体も普通の女性とはやや異なる様子でした。女性らしく細くて華奢な指なのですが、脂肪のような余分なものが全くついていないのです。弦を強く弾くように鍛え上げられた、さながらアスリートのような指でした。
 美しい音色に隠された日々の努力。そういうものも感じ取ってもらえると尚嬉しいですね。
<中1学年会>