• 2011年度 全国青少年読書感想文コンクール入賞者発表迫る

2011年度 全国青少年読書感想文コンクール入賞者発表迫る

2012.01.19

  • 国語科

 冬の今に話題にするのは何ですが、「海城の夏」といえば生徒は何を思い浮かべるでしょうか。全員が「読書感想文」と答えるに違いない、と国語の先生である私は思っています(もちろん冗談です…)。中1〜高2まで必ず夏休みの宿題にこの「読書感想文」は入っているのです。生徒は毎年、本との格闘をつづった原稿用紙を手に、2学期登校してくるというわけです。
 さてその感想文、提出の後どうなるのか、そのことを知らない人は意外に多いと思われます。まずは各学年の国語の先生が提出された感想文を読む、ひたすら読む。その中から学年の優秀作品をピックアップする。ピックアップされた感想文を今度は図書館部の先生方が読み、学校の代表作品を決定する。学校代表となった感想文は、東京都のコンクールに出品される。そしてそこを勝ち上がるといよいよ全国に…という流れなのです。
 で「今年は?」ということですが、現在「全国」の結果待ちになっている作品が1本あります。それは高校2年の高橋健祐くんの感想文です。高橋くんが読んだ本は『朽ちていった命−被爆治療83日間の記録−』(NHK「東海村臨界事故」取材班・新潮社)、なかなかに骨太な文章に仕上がっています。全国コンクールの結果は2月の初旬に出る模様。今からその結果が楽しみでなりません。結果は「海城プレス」にてあらためてご報告いたします。なお高橋くんの作品は、すでに東京都のコンクールにおいて、自由読書の部・優秀賞を受賞しています。
                                   (国語科教諭)

年末の終業式で表彰された高橋くん。