理科 地学部 首都大学東京の野川水文調査に同行

2016.06.24

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6月12日(日),地学部は,首都大学東京 地理情報学研究室が毎年行っている野川での水文調査に同行させていただきました.野川は,国分寺市を源流として,周辺の湧水を集めながら,都市部を流れて多摩川に合流する20kmほどの河川です.調査は,二子玉川駅をスタートし,野川が多摩川に合流している地点から上流へとさかのぼり,上流から調査しているもう一方の班と合流し,野川全域を測定するというものでした.
当日は,梅雨時にもかかわらず雨には降られず,暑すぎずと調査日和でした.中高生の彼らにとっては,大学生と一緒に調査ができることは貴重な機会で,自分たちの普段の活動が大学でも行われていることを実感するだけでなく,大学生と過ごすひとときも刺激的だったのではないでしょうか.また,大学生にとっては,まだ幼い中高生が専門的な調査を行っている姿も刺激的で,お互いに良い影響があったのではないでしょうか.この企画は,以前から地学部としてもお世話になっている地理情報学研究室の松山洋教授のご厚意で実現しました.ありがとうございました.

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多摩川合流地点から水質調査開始.

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住宅地を流れる野川の様子.

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上流部に向かいながら,いくつかの地点で水質調査を行いました.

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途中で深大寺にも寄りました.風情があり湧水と文化的な接点も見られました.

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住宅地も歩きますが,この下り坂は野川が削った崖に位置しています.徒歩で歩くことで地形と湧き水の関係がわかります.

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こちらは,まさに崖が階段になっていて,崖下に湧き水があります.左側で調査しています.

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雨に打たれることも暑すぎることなく,調査としては良い天候だったと思います.雨に濡れた紫陽花も美しい,梅雨を満喫できる一日でした.