中学2年 コミュニケーション授業 発表会

2016.06.30

  • 2015年度入学
  • 体験学習

俳優でワークショップファシリテーターのすずきこーたさんを講師にお迎えし、全3回で実施した「コミュニケーション授業」。今回は3回目の授業の日の放課後に、2クラス合同で実施した発表会の様子をご報告します。

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3回の授業では、初めて出会う大人の方にお話をうかがい、そのお話を元にグループごとに短い演劇の作品を創りました。3回目の授業の最後にクラスの中で発表会を行いましたが、今年はもう1回発表する場として、放課後にも発表会を実施しました。

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他のクラスの生徒や保護者の方に向けて作品を発表したり、他のクラスの作品を見たりすることで、新たな「気づき」が生まれたように思います。

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発表会を終えた生徒たちの感想を引用します。

「短い時間で劇をまとめる中で、たくさんの会話が起こったので、コミュニケーションの大切さや大変さを感じた一方で、その中でみんなで劇を作り上げていく楽しさを感じた」

「授業を通じて感じたことは『コミュニケーション』についてです。最終的に劇にして他の人に伝えるというところまで行いました。劇にして他の人に伝えるというときもその間には『コミュニケーション』があり、どのようにして他人に伝えるかを考えているときにも『コミュニケーション』があり、コミュニケーションをとることの重要性を感じました」

「聞いた話をもとに劇を仲間と作っていくのは難しかったし楽しかった」

「聞いたことを文字にすることと、文字を動きにして他の人に伝えることの難しさを感じた」

「演劇を作るときにこれでみている人に伝わるのか、お話をしてくださった方のメッセージは伝わるのかを何回も考え、言葉で人に何かを伝える難しさを感じた」

彼らの感想を読むと、クラスメートと協働して作品を創りあげる過程や、観ている人に伝わるように作品を発表する経験を通して、様々なことを体験的に学ぶことができたことが伝わってきます。そして、そのような表現活動を、楽しみながら行えたことに大きな意義があったように感じています。今回の活動で得た「気づき」を、これからの生活にいかしていって欲しいと願います。

最後になりましたが、3回の授業を担当して下さったすずきこーたさん、お忙しい中お話して下さった延べ48名のゲストの方々に、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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