中学2年 内田樹氏講演会

2023.08.15

中学2年生では、1学期の終わりに内田樹さんをお招きし講演会を開催しました。

1学期の国語の授業では、内田樹さんの「学ぶ力」という文章を読み、「学力とは何か」「学ぶとは何か」について意見を交わし、グループで発表するという活動を行いました。また内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』の一部を読みました。そのような授業を受けた中学2年生に対して、「学ぶ力」という演題でお話しいただきました。

様々な具体例を交えながら展開されるお話に生徒たちが真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。お話しの後の質問を受けつける時間では次々と手が挙がっていました。

生徒の感想をいくつか紹介します。

「勉強をするということは、目先のテストの点数のためではなく、あくまでも自分を変えて行くためのプロセスのうちの一つであり、常に先を見る必要があるという話を聞いて、全体を俯瞰して見ないと目の前のことだけに夢中になって世界が狭くなってしまうと感じた」

「キャラ設定を作ってしまうとそこから脱出することは難しく、特に中高一貫校だとさらに厳しくなるというお話を聞いて納得した。仮にキャラを変えても、みんなから変わったと言われることはマイナスではなく成長したと捉えれば良いということに気づいた」

「人間の個性について、東洋と西洋での捉え方への大きなちがいを知り、教育に多くの種類があることとのつながりを感じました。教育や学ぶことに対する捉え方と人間の個性についての考え方の関係性の大きさを、講演を聞いて気づきました」

「学びは一つの容器を満たしていくようなものでなく、その容器そのものの大きさを変えていくものだと言われ、最近、本当の学びがされたことはほとんどなく、危機感を覚え、色々なことに挑戦してみようと思った」

「本を読んだり、映画を見たり、誰かと会話したりといった、日常生活の些細な行動でも、自分の「器」は形を変え、変形していっているとおっしゃっていて、自分から変化を恐れる必要はなく、変化を受け入れて死ぬまで変化を楽しんでいこうと思えるようになった」

「学ぶとは何か」という問いは、生徒たちにとって根源的な問いだと思われます。感想を読むと、生徒たちが内田樹さんのお話を通して「学ぶとは何か」という問いに深く向き合ったことが分かります。今後も時折「学ぶとは何か」という根源的な問いに立ち返り、自ら成長していってほしいと願っています。

最後になりましたが、大変お忙しい中で本校にお越しいただき、お話しいただいた内田樹さんに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。